コミュニケーションに言語は関係ない

最近よく外国船が寄港して、街が沢山の外国人で溢れることがありますね。
外国語のボランティアをしている友人から聞きましたが、その中には「ハロー」も分からないような中国人の方もいるそうです。
それでもその人たちは、それなりに観光を楽しんで、欲しい物を手に入れて帰っていくわけです。

つまり何が言いたいかというと、究極、コミュニケーションに言語は必要ないんじゃないか?ということです。
海外旅行に言って、土佐弁だけで乗り切ったという人もいます。
高知が好きだという外国人の方も、理由を聞くと、言葉が分からなくてもフレンドリーに一生懸命要求に応えてくれようとする姿勢が素敵だという話をよく聞きます。
最終的には気合いとか根性とか、理解しよう・理解してもらおうとする姿勢の問題なのです。

言語はツールでしかありません。
言葉の前に自分・相手の欲求があり、伝えたいと思う気持ちがあります。
政治や経済について小難しい議論をするならともかく、日常的に必要なコミュニケーションというのは、思っているよりもシンプルなもの。
その多くは、状況や文脈、ボディランゲージや表情などから推測できるものなのです。

言葉には口を使いますが、コミュニケーションには全身を使います。
(何なら、まとっている服装、目線や手足の位置なども、すべてコミュニケーションの一部です。)
我々は英語という言語を勉強していますが、言語がコミュニケーションの一部にすぎないのだということを忘れずに、「言語の異なる人々」と交流していきたいですね。

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